全粒粉パンがうまく膨らまない理由|失敗しやすい3つの原因
全粒粉を使ったパンは、香ばしくて栄養価も高く魅力的ですよね。
ただ、全粒粉を使うと「思ったように膨らまない」「生地が重たい」と感じる人は多いのではないでしょうか?
実はこれ、特別な失敗ではありません。
全粒粉の性質を知らないまま作ると、誰でもつまずきやすいポイントがあります。
この記事では、全粒粉パンがうまく膨らまない主な原因とその考え方を初心者向けにまとめます。
全粒粉パンが膨らみにくいのは普通?

まず前提として、全粒粉パンは白い強力粉のパンほど大きく膨らみません。
これは失敗ではなく、粉の性質によるものです。
全粒粉には「表皮や胚芽」が含まれており、それがグルテンの形成を邪魔する為、どうしても膨らみ方は控えめになります。
ですので「高さが出ない=失敗」ではなく、「もともと膨らみにくい」が正解となります。
と思い込まず、膨らみの違いを知ることが大切です。
他にもパンが固くなるなどのお困りの際は下記の記事を参考にしてみて下さい。

全粒粉の配合が多すぎる

一番多い原因がこれではないでしょうか?
なんとなくで全粒粉の配合率を高くすると、もともと全粒粉はグルテン量が少ない為、配合が多すぎるとガスを支えきれません。
目安として
- 初心者:全体の 20〜30%
- 慣れてきたら:40%前後
いきなり100%全粒粉にすると、「膨らまない・詰まる・重たい」という結果になりやすいです。
まずは「強力粉+全粒粉」の組み合わせから始めるのがおすすめです。
私は全粒粉の配合率を約20%を目安にしています。

水分量が足りていない
全粒粉は、白い強力粉よりも水をよく吸います。
そのため、いつもと同じ水分量だと生地が固くなり、発酵が進みにくくなります。
ポイントとして
- いつもより 約5%ほど水分を増やす
- 多少ベタついてもOK
- 柔らかめを基本とする
一気に5%増やすのではなく調整水として徐々に水を足していくと柔らかくなり過ぎることを防ぐことが出来ます。
発酵不足・温度不足

全粒粉は通常の生地と比較して発酵が遅くなりがちです。
特に冬場や室温が低い時は、時間よりも温度が足りていないケースが多くなります。
ポイントとして
- 室温は20〜25℃くらいあるか
- レシピの時間だけで判断していないか
- 生地の大きさが1.5〜2倍になっているか
時間はあくまで目安です。
生地の見た目(大きさ)や生地の状態(発酵具合)を見ることが大切です。
パン生地が思うように膨らまないことでお悩みの方は参考にしてみて下さい。

膨らまなかった生地は失敗?捨てるべき?
結論から言うと、「ほとんどの場合は捨てなくて大丈夫」です。
- 少し詰まっていても焼けば食べられる
- 小さく成形して丸パンにする
- フラットブレッド風に焼く
「思った形にならなかった」だけで、食べられない失敗ではありません。
レシピ通りに作れば味は大きく変わることはないです。ジャムなどを付けて食べると美味しいですよ。

まとめ
全粒粉パンは、「膨らみ方」を理解すればOKです!
全粒粉の膨らまない原因はほぼ次の3つに集約されます。
- 全粒粉の配合が多すぎる
- 水分量が足りない
- 発酵・温度が不足している
全粒粉パンは、白いパンと同じ膨らみを目指すものではありません。
性質を理解して作ることで、失敗だと思っていたパンが「これでいい」と感じられるようになります。
是非、全粒粉について理解を深められたら全粒粉パンに挑戦してみて下さいね。

