イーストが生きてるか確認する方法【初心者向け】

イーストチェックのアイキャッチ
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「パンが膨らまない…」

そんな時、実はイーストが弱っていることがあります。

イーストは、パンを膨らませる大切な相棒ですが、温度や保存状態に敏感で、ちょっとしたことで弱ってしまいます。

そこで今回は、パンを作る前にできる「イースト菌が元気か確認する方法」を紹介します。

すぐにできる方法なので、不安な時は、失敗を防ぐ為にぜひ試してみて下さい。

自分も一度、長期間使っていなかったイーストでパンを作ると全く発酵しなかった経験があります。

工房おじさん
工房おじさん

確認方法(イーストテスト)

用意するもの
  • ぬるま湯(40℃前後) … 100ml
  • 砂糖 … 小さじ1
  • ドライイースト … 小さじ1
容器にぬるま湯を入れる(40℃前後)

容器にぬるま湯を入れて、イーストと砂糖を加えて軽く混ぜます。混ぜ終われば10分ほど待ちます。

イースト菌の活動を確認

表面に細かい泡がでて、ふわっと盛り上がってくればイースト菌が生きている証拠です。

逆に変化がほとんどない場合は「弱っている」または「死んでいる」可能性が高いです。

うまくいかない時の注意点

  • お湯が熱すぎなかった?(50℃以上は危険)
  • ドライイーストの保存状態は?(開封後は冷蔵保存、半年以内が目安)
  • 砂糖を入れ忘れてない?(イーストは糖をエサにして発酵する)

イースト菌はお湯が50℃以上だと死滅します。お湯を使用する際は40℃前後のお湯に使うようにしましょう。また、ドライイーストの保存方法は冷蔵または冷凍でセミドライイーストに関しては賞味期限は2年ありますが、開封後は出来るだけ早く使うようにしましょう。

最後に砂糖の入れ忘れは、パンの味だけなくイースト菌にも影響を与えます。イースト菌は糖をエサにして発酵しますので忘れないようにしましょう。

工房おじさんの体験談

工房おじさんもイーストでは苦い思い出があります。

真夏の暑い日にセミドライイーストを冷凍庫から出しっぱなしで帰り、翌日に気にせずそのまま使用。もちろん、暑さでイースト菌が死滅し、生地は発酵しませんでした。

ちょっと手間かと思いますが、パンを作って気付いた時には「材料」「時間」も無駄になってしまいます。イーストを使う期間が開いた時や怪しいと思った時はイーストチェックしてみて下さい。

まとめ

  • イーストはパンを膨らませる大切な存在(相棒)です
  • 事前にイーストチェックすればイースト菌が生きているか確認できます
  • 泡が立てば元気!反応がなければ要注意※諦めた方がいい
  • イーストは保存状態や温度に気を付けて保管しましょう

イーストは目に見えないけど、ちゃんと生きて活動しています。

また、パン生地はイーストの力なしでは膨らむことができません。

イーストの状態を確認することは、小さな手間ではありますが、小さな積み重ねが失敗を減らし、楽しいパンづくりに繋がっていくと思います。※失敗もパン作りの楽しさの1つですが…

ちょっと不安を感じた時や使用期間が開いた時などは、イーストチェックをしてみて下さい。

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パン屋さん
はじめまして!工房おじさんです。 パン作り初心者でも簡単に作れるレシピやコツを紹介しています。 ホームベーカリーでこねるのはおまかせ、あとは手作りで焼き上げるスタイル。 失敗しても大丈夫、僕と一緒に楽しくパン作りをはじめましょう!
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