パン生地を分割するときのコツ|大きさをそろえる方法【初心者向け】
この記事は、下記の項目に該当する方におすすめの記事です。
- パンを均等な大きさで焼き上げたい
- 生地を均等に量る理由を知りたい
- 生地の正しい量り方を知りたい
パン作りをしていると「同じ大きさに分けたつもりなのに、焼き上がったら大きさがバラバラ……」だった。
こんな経験はありませんか?
パン生地を分割するときは、目分量で分けるよりも、生地の重さを量って分割するのがおすすめです。
特に初心者のうちは、分割する生地の重量をそろえるだけで、焼き上がりの大きさがかなり整います。
この記事では、パン生地を均等に分割する基本的な方法から、スケッパーの使い方、分割後の調整方法まで、初心者にも分かりやすく紹介します。
パン生地を分割するのはなぜ?

パン生地を均等に分割するのには、いくつかの理由があります。
焼き上がりの大きさをそろえるため
同じレシピで作っているのに、パンの大きさがバラバラになる原因のひとつが、生地の分割量の違いです。
例えば、6個のパンを作る場合、
「90g、95g、100g、105g・・・」のように重量がバラバラだと、当然ながら焼き上がりの大きさも変わってきます。
できるだけ同じ重量に分けることで、焼き上がりもそろいやすくなります。
焼き上がりのタイミングをそろえるため
大きさが違うと、焼き上がりにも差が出ます。
小さい生地は先に焼き上がり、大きい生地はまだ焼き足りないということもあります。
同じくらいの大きさにそろえておけば、焼成もしやすくなります。
パン生地を均等に分割する基本の方法
一番簡単なのは、生地全体の重さを量って、作りたい個数で割る方法です。
例えば、生地全体が600gで6個のパンを作る場合、
600g ÷ 6個 = 100g
となります。
つまり、1個あたり100gを目安に分割します。
分割の手順
パン全体の生地重量を量る
作りたい個数で割る
1個あたりの目標重量を決める
スケッパーなどを使って分割する
重量を確認して微調整する
これだけでも、目分量で分けるよりかなり均等になります。
パン生地を分割するときのコツ
① 目分量だけで分けない
パン作りに慣れてくると、見た目だけである程度分けられるようになります。
でも、初心者のうちはなかなか難しいものです。
「これくらいかな?」と分けても、実際に量ってみると10g以上違っていた、なんてこともあります。
最初は面倒でも、スケールで量る習慣をつけるのがおすすめです。
② スケッパーを使って手早く分割する
パン生地を分割するときは、スケッパーがあると便利です。
生地を手で引きちぎるのではなく、スケッパーでスパッと分けます。
生地を必要以上に引っ張ったり、こねたりしないこともポイントです。
パン作りに必要な道具についてはこちらの記事でも紹介しています。

③ 分割したら重量を確認する
例えば目標が100gなのに、「105g、98g、96g、101g…」となってしまったとします。
この程度なら大きな問題ではありませんが、できるだけそろえたい場合は、少しずつ調整します。
105gの生地から少し取って96gの生地に足せば、重量を近づけることができます。
ただし、何度も生地を触りすぎると生地を傷める原因になるので、調整は手早く行いましょう。
分割するときに生地を傷めないためには?

パン生地は、分割するときにもできるだけ優しく扱います。
特に発酵が進んだ生地を強く押したり、何度もこね直したりすると、せっかくできたガスが抜けてしまいます。
スケッパーで必要な部分を切り分けたら、できるだけ手早く丸める工程に移りましょう。
分割した後は「丸め」が大切
分割が終わったら、次は生地を丸めます。
このときに意識したいのが、生地の表面を張らせることです。
生地を軽く引っ張るようにして表面を整え、最後にとじ目を下にします。
ただし、強く押しつぶす必要はありません。
生地を傷めないよう、やさしく扱うのがポイントです。
その後、必要に応じてベンチタイムを取ってから成形します。
パン生地の分割でよくある失敗
目分量で分けてしまう
一番ありがちな失敗です。
見た目では同じように見えても、実際にはかなり重量が違うことがあります。
→ スケールで確認しましょう。
生地を何度も切り直す
「ちょっと多いから減らそう」と何度も切ったり足したりすると、生地を触る回数が増えてしまいます。
→ 最初から目標重量を決めて、できるだけ一度で分割しましょう。
生地を強く引っ張って分ける
手で無理に引きちぎると、生地を傷めることがあります。
→ スケッパーなどで切り分けるのがおすすめです。
分割後に生地を放置する
分割してから長時間そのままにすると、生地の状態が変わってしまいます。
分割したら、丸める工程へスムーズに移りましょう。
工房おじさんの分割のコツ

私もパンを作り始めたころは、けっこう適当に分けていました。
「だいたい同じくらいでいいやろ」と思っていたんですが、焼いてみると、「なんでこっちは大きくて、こっちは小さいんだ?」となるんですよね。
そこで、分割するときはスケールを使うようになりました。
全部を完全に同じ重量にする必要はありませんが、目標重量を決めてから分けるだけでも、仕上がりはかなり安定します。
パン作りは、こういう小さなところを少しずつ揃えていくと、焼き上がりも安定してきます。
パン生地の分割は何gがいい?
「1個何gにすればいいの?」と思う方もいると思います。
これはパンの種類や大きさによって変わります。
例えば、
- 小さめのパン → 40〜60g程度
- 一般的な丸パン → 60〜80g程度
- 大きめの丸パン → 80〜100g程度
- コッペパンなど → 80〜100g程度
- などが目安になります。
ただし、レシピによって適した重量は違うので、作りたいパンの大きさに合わせて調整してください。
工房おじさんのFAQ
Q. パン生地は必ず同じ重量にしないとダメ?
必ずしも完全に同じにする必要はありません。ただ、重量をそろえるほど焼き上がりの大きさや焼き上がるタイミングがそろいやすくなります。

Q. パン生地を分割するときは何を使えばいい?
スケッパーやカードが便利です。生地を引っ張ってちぎるより、スムーズに分割できます。

Q. 分割した生地の重さが違ってしまったら?
少しの差なら、そのままでも問題ありません。差が大きい場合は、大きい生地から少し取り、小さい生地に足して調整します。ただし、生地を何度も触りすぎないようにしましょう。

Q. 分割した後はすぐ成形する?
パンの種類によっては、分割後にベンチタイムを取ります。レシピの工程に合わせて、休ませてから成形しましょう。

まとめ
パン生地を均等に分割する一番簡単な方法は、生地全体の重量を量り、作りたい個数で割ることです。
例えば600gの生地を6個に分けるなら、1個100gが目安になります。
ポイントは、
- 生地全体の重量を量る
- 目標重量を決める
- スケッパーなどで手早く分割する
- 必要なら重量を微調整する
- 生地を触りすぎない の5つです。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、重量をそろえるだけでパンの大きさがかなり安定します。
パン作りに慣れてきたら、目分量でもある程度分けられるようになりますが、初心者のうちは*「量って分ける」のが一番確実です。
パン作りは、こうした小さなコツを積み重ねることで、少しずつ失敗が減っていきます。
ぜひ次にパンを作るときは、生地の分割重量を意識してみてください(*^▽^*)

