パンを切るとつぶれるのはなぜ?きれいに切る方法と原因を解説
この記事は、下記の項目に該当する方におすすめの記事です。
- 焼いたパンをきれいに切れない
- きれいに切れない理由を知りたい
- きれいにパンを切りたい
せっかく焼いたパンを切ってみたら、「ふわふわだったパンが、包丁を入れた瞬間につぶれた……」と言うこんな経験はありませんか?
焼き上がりはきれいだったのに、切ったら断面が押しつぶされてしまうと、ちょっと悲しくなりますよね。
私もパン作りをしていて、焼き上がったパンを早く食べたくて、十分に冷める前に切ってしまったことがあります。
その結果、パンを押さえながら切ることになり、断面が見事につぶれました。
パンを切るとつぶれてしまうのには、いくつか原因があります。
この記事では、パンを切るとつぶれる原因と、できるだけきれいに切るための方法を紹介します。
パンを切るとつぶれる主な原因

パンを切るとつぶれてしまう主な原因は、次のようなものです。
- 焼きたてのパンをすぐ切っている
- パンを強く押さえている
- 包丁の切れ味が悪い
- パン切り包丁を使っていない
- パンの中に水分が多く残っている
- 焼成不足になっている
特に家庭でパンを焼く場合、最初に確認したいのが**「焼き上がってすぐ切っていないか」です。
焼きたてのパンを切るとつぶれやすい理由
焼き上がったばかりのパンは、まだ中まで落ち着いていません。
内部には熱と水分が残っているため、焼きたては非常に柔らかい状態です。
その状態で包丁を入れると、切る力でパンが押されてしまい、断面がつぶれやすくなります。
特に食パンのような柔らかいパンでは、この違いが分かりやすいです。
「焼きたてを食べたい!」という気持ちはよく分かります。
私も何度もやりました(笑)
ただ、きれいな断面にしたい場合は、少し我慢してパンを冷ますことが大切です。
パンを切るときは、できるだけ押さえない
パンを切るときに、パンを手で強く押さえていませんか?
パンは柔らかいため、強く押さえるだけでも形が変わってしまいます。
切るときは、パンを必要以上に押さえつけず、包丁を使って少しずつ切っていきます。
特に普通の包丁で上から押すように切ると、パンがつぶれやすくなります。
パン切り包丁を使うと切りやすい
パンをきれいに切りたいなら、パン切り包丁が便利です。
パン切り包丁は刃がギザギザしているものが多く、パンを上から押しつぶすのではなく、前後に動かしながら切ることができます。
柔らかい食パンやフランスパンなどを切るときにも使いやすいです。
パン作りを続けるなら、パン切り包丁を1本用意しておくと便利ですよ。
パンをきれいに切る方法

パンを切るときは、次の順番を意識してみてください。
① 焼き上がったパンを冷ます
まずは焼き上がったパンを型から取り出します。
そのまま網などにのせて、粗熱を取ります。
焼きたての柔らかい状態で切るのは避けましょう。
② パンを強く押さえない
パンを固定しようとして強く押さえると、その時点でパンがつぶれてしまいます。
軽く支える程度にしましょう。
③ パン切り包丁を使う
パン切り包丁がある場合は、パンを切るときに使ってみてください。
④ 前後に動かして切る
上から力をかけるのではなく、包丁を前後に動かしながら切ります。
「押して切る」のではなく、「刃を動かして切る」というイメージです。
⑤ 焦らずゆっくり切る
早く切ろうとして力を入れすぎると、パンがつぶれやすくなります。
特に柔らかいパンほど、ゆっくり切ることを意識してみてください。
パンを冷ましてもつぶれる場合は?
「ちゃんと冷ましてから切っているのに、やっぱりつぶれる」
そんな場合は、切り方だけではなく、パンそのものに原因がある可能性があります。
焼成不足になっていないか
パンの中心まで十分に焼けていないと、中の水分が多く残ってしまいます。
その場合、冷ましても生地が柔らかく、切るとつぶれやすくなることがあります。
「切るとつぶれる」という症状だけでなく、
- 中がべたついている
- 生地が生っぽい
- 断面がねっとりしている
という場合は、焼成状態も確認してみましょう。
詳しくは、こちらの記事も参考にしてください。

水分が多すぎないか
パンの配合によっては、生地の水分量が多く、非常に柔らかいパンになることがあります。
柔らかいパンそのものが悪いわけではありません。
ただし、水分量の多いパンは切るときにもつぶれやすくなるため、十分に冷ましてから切ることが大切です。
きれいな断面にするためのチェックポイント
パンを切る前に、次の項目を確認してみてください。
| チェックすること | 確認ポイント |
|---|---|
| パンの温度 | 焼きたてのまま切っていないか |
| 冷ます時間 | 粗熱が取れているか |
| 包丁 | パン切り包丁を使っているか |
| 切り方 | 上から押していないか |
| 力加減 | パンを強く押さえていないか |
| 焼成状態 | 中までしっかり焼けているか |
| 水分量 | 柔らかすぎる配合になっていないか |
工房おじさんの体験談
私の場合、以前は「焼きたてのパンを早く食べたい(仕事で納品時間までに間に合わない)」という気持ちが先に来て、焼き上がったらすぐ切っていました。
ところが、柔らかいパンほど包丁(スライサー)を入れたときにつぶれやすい。
それからは、焼き上がったパンを網の上でしっかり冷ましてから切るようにしています。
特に食パンは、切るときの状態によって断面のきれいさがかなり変わります。
「パンをきれいに切る」というと包丁ばかり気にしがちですが、私が一番大事だと思っているのは、切る前のパンの状態です。
まとめ
パンを切るとつぶれてしまう場合は、まず焼きたての状態で切っていないか確認してみてください。
パンをきれいに切るポイントは、
- 焼き上がったパンをしっかり冷ます
- パンを強く押さえない
- パン切り包丁を使う
- 包丁を前後に動かして切る
- 上から押しつぶすように切らない
- それでもつぶれる場合は焼成状態を確認する
ということです。
特に柔らかいパンは、少しの力でも形が変わります。
「焼きたてをすぐ切りたい」という気持ちはありますが、きれいな断面にしたいなら、少し冷ますこともパン作りの大切な工程です。
せっかく作ったパンなので、最後まできれいに仕上げて、おいしくいただきましょう。

